見納めしてきました。過去のブログを振り返ったら、初回も見に行ったのに何も残していなかった…おまえぇ…(ギリギリ)
今度こそ、ということで、取り留めもない感想というかメモになると思いますが書き残してゆきます。長いです。コロナ禍にも関わらず各地巡業、物販展開、etcに尽力してくださった関連の皆様、先生に感謝。
※ウェルカムボード、設定画など、現地でしか展示されていない内容に言及している箇所があります。正確性を求める方、いつかどこかで公式に公開されるのを待たれる方は、閲覧をご遠慮ください。
■初回東京、地方開催、そして東京FINAL
これは自分メモのために書き残しておきます。(原画展終わっても公式サイト消さないでほしい…)
・東京(初回) 2020/8/8/~19
・大阪 2021/7/21~8/2
・名古屋 2022/3/23~4/4
・福岡 2022/4/22~5/9
・東京FINAL 2022/8/2~14
私は大阪・名古屋・福岡には足を運べなかったので、初回の東京と今回のFINALのみ見に行きました。
東京”FINAL”と告知されたときに、「あ、北はないの…?」と思った方も結構いらっしゃると思うんですが、私も北海道はあるのかなと思ってました。コロナで立ち消えた所もあったような話があったと思うので、もしかして、と思いつつ。東北は…こういう催事をやれる体力がある百貨店に心当たりがあまりなかったので、というか少なくとも仙台はないな、と個人的には思っていましたが…ちょっと残念。
因みに東京がFINALなだけで別エリアは終わってないという解釈はアリですかナシですか?
■展示 (0)ウェルカムボード【ネタ?バレありご注意】
会場替わりで描き下ろされていたウェルカムボード。東京アレン→大阪神田→名古屋ラビ→福岡リナリーだったかな? そして今回のFINALは千年伯爵(イケおじ)&先生(デフォルメ)+アレン&伯爵(デフォルメ)+ティム(リボンつき)。「みんなで考えた構図デス♡」との添え書きつき、もうなんだか感慨深くてずっと見てました…近くに受付の係員さんがいるにも関わらず…(ごめんなさい) なお再現を試みましたが私の画力では無理と30秒で悟って消しました。
■展示 (1)カラー
時期により水彩・コピック・(多分)アクリル・デジタルと、先生の筆の選ばなさというか、いろんなものを上手く使うなあ…というのを改めて感じました。私は初期の頃の水彩がとっても好きで(憧れでもある)。最近のインスタでは色鉛筆とかアクリル水彩?をよく使われていますが、いつかまた透明水彩も拝見したいなあと思ったりします。あの滲みが最高。少年漫画的には昨今のデジタルの方がウケるんでしょうけども…。あとラビが本編にもう少し出てたらラビ単体のカラーコーナー出来てたのかな~なんて泣いてないぞ
■展示 (2)モノクロ原稿、設定、ネーム
この時期はもうフルデジだろ、と思っていた部分が実はアナログだったり、鬼か??? ていう緻密さで無限に見ていられるところばかりでした。特に設定(背景、小道具)とネームのあたりは会場でしか見られないので何往復したか分からないんですが、設定集もしくは図録を出してください(大声) この一角…お持ち帰りしたいです…て叫びたかった…
背景の設定とかこうやって描くんだな、とか、色々…自分は描けないから参考にもできないんですけどいつか参考にできるようになりたいと思うのでありました。
方舟戦のあたりの背景とか、新教団のあたりの設定画とか、アナログなのに線の細さがえぐすぎる。これをB6コミックスまで縮小しても飛ばさずに再現する商業印刷の技術もすごすぎる。(そこ?)
あと、Dグレのプロトタイプである『ZONE』の構想ノートやティムの原案あたりはとても興味深かったですよね。あと連載会議用ネームの描き込みがすごすぎて最早完成形。
ネームはいわゆる普通のノートからHB×WA5サイズに変化していく過程も見られて面白いですね。というかネームってこんなペンで一発書き?でスンスンって進むもんなの…?頭の中で出来上がっているものの解像度が違うのかそうか…
■展示 (3)液晶モニタ展示物
液晶モニタでの展示物は確か4つ?
(1)ZONE・Continueあたりのネーム
(2)アルマ=カルマ編の設定
(3)お気に入りの文具・机回りのショット・コロ姫のお写真
(4)コミックス27巻カラー絵のクリスタタイムラプス
時期的なこともあって(3)を延々と眺めていました。コロ姫、本当に可愛くて。先生が撮られるショットにも愛が詰まっていて。切なくなってしまったけど、今頃は虹の向こうで元気に走り回れているかな。ところでこのモニタは何分で1周だったんだろう…10分以上いた気がするんだけど「これはさっき見たな」っていう写真に戻ってこなかったんだけど…
■展示 (4)その他
・方舟戦のところで『つないだ手にキスを』を流されるのは反則でした。立ち止まってハァァァ…て聞き耳を立ててしまう。
・個人的に『妖の王』も取り入れてくださったのが嬉しかった。どこかで再録されないかなあ。かごめちゃんすきです。
・出口付近のSNSイラストを集めた一角、みんな原作から離れて明るい表情をしているものも多いのでとっても癒されますね。ここだけでもいいからイラスト集欲しいです…
・出口には、デフォルメのアレンとティムのイラストとともに先生からのご挨拶メッセージがありました。メモってきたので掲載します。(漢字の変換などは違う所があるかもしれません、すみません)
『ファイナルにご来場くださりありがとうございました。コロナの中で始まった原画展でしたが、やりたいことが出来なかったり、悔しいこともいくつかありましたが、なんとかここまで開催することができました。
Dグレを読んで愛してくださりありがとうございます。この物語りはまだ続きます。アレンたちが行き着く道の果てを見守って頂けると幸いです。』
■グッズがどんどんグレードアップ(価格帯含)した
・S英社らしからぬ(褒めてる)コラボ商品の多さは、先生のこれまでの文具愛、メーカー・各ブランドさんとのご縁と技術、ファンのお財布とパッションもそこについてくるとS英社に認知された結果のこのタイミングで叶ったことなのだなあとしみじみ。たとえば10年前に同じ催事をやってもきっと叶わなかっただろうと思うわけです。毎日早い時間に完売続発でヒィヒィでしたし、ファンのお財布は爆発していますが!(クレカの不正利用を疑われて一瞬決済を止められた私)(脳死で買ってた部分ありますすみません)
・キャラグッズよりも、エンブレムやモチーフのような物をさりげなく使いたい層に結構刺さったと思うので、こういうのまた出してくださるといいですね。
・しかし、先生がインスタライブで「教団とノア」と仰っていた白黒万年筆2本セットが「アレンとノア」表記になっていたり、違う字幅のニブ(ペン先)がセットされているものが混入していたり、ちょっと「?」がつくところもないわけではなかったのですが…時間なかったのかな…いやそれにしてもだな…モニャモニャ
・複製原画もあの価格帯ながら完売するものも多く、私も飾る所があるならもう1点お迎えしたかったところですが…くっ広い部屋に住みたい(※私は初回の時に1点お迎えしています)
・今回のFINALでガラスペンの再版もあり、(初日に即完売でしたが)作家の直川さんに本当に感謝…というかお身体を大事に…。以前ペンショー(文具系イベント)でお話しさせて頂いた時かな、年単位でスケジュールが埋まっていると仰っていたので、色んな方面に引っ張りだこな中Dグレのガラスペンをこれだけ作ってくださっていることに感謝しかありません。いやはや。
・事後通販もあるとのことで、おそらく東京会場のS省堂さん対応になるのではと思われますが(初回同様)、通販参加勢は財布と回線のウォーミングアップをして挑みましょう。通販は無理かもと何度も言われていた中でのこの対応、ありがたい話ですね。
・それから、FINALに限って?かと思いますが、物販⇔展示の行き来が自由だったのはありがたかったですね。初回はNGだったので、同日買い物用と観賞用に2枚チケット買っちゃったけど…2回入ったけど…特典あったしまあいいか。そう、来場者特典のポストカードがまた良かったです。初期の頃のネームイラストカードなんて貴重すぎる…
■別記:ガラスペンのデザイン画について
今回制作されたガラスペンのデザイン画が4つ掲載されていましたが、回を追うごとに先生の熱いパッションが叩きつけられていく感じが良かったです(笑) いや、初回のアレンさんのガラスペンあたりは「ここは○色と○色」「こういうフォルムで」みたいなあっさりしたコメントなんですが、最後のブックマンガラスペンに書き込まれたコメントの量が全然違う。勿論、別紙や会話でやり取りはあったんだと思いますが。
ブックマンガラスペン、インスタライブで先生がお話しされていたような記憶があるんですけど、アーカイブが見つからなくて…私が探せてないだけでしょうか。昨晩探しきれなかったので、会場でメモしてきました…φ(`д´)メモメモ(多少間違ってるかもしれませんが)
・裏歴史を記録する孤独な存在「BOOKMAN」をイメージ
・ただ一つの使命を貫く、細く鋭い無垢な心
・孤独を表す細い刃の形
・表の歴史の人々との関わりを表現した、温かく美しいゴールド
・黒歴史をイメージした美しいグリーンブラック(ほぼ黒寄り)
・時の流れの中で受け継がれる記録(メモリー)をイメージした金の粒子
・今後重要なカラーとなる銀+白の粒子
※色々意味深すぎやねん!?!?(心の叫び)